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ワイン

2010年03月30日11:39赤ワイン好きのためのロゼワイン
花見の時期がやってきました。
この時期では日本ではロゼワインが人気のよう。
ところが、ロゼワインは軽くて甘いというのがワイン好きには、敬遠されるところ。
じゃあ、赤ワインを飲み慣れている人にも納得のいく、しっかりしたロゼはないの?

おすすめは、これです。

イタリアのアブルッツォ州で有名な生産者マシャレリが作る、チェラスオーロ。
赤の色調が濃いロゼのことをこの地域ではチェラスオーロと呼んでいるそうです。

製造工程の途中までは赤ワインと同じ。途中でブドウの皮を取り去ってしまうので、ロゼ色のワインに仕上がります。ですから、色もタンニンも、しっかりしたロゼワインになってくれるのです。

値段もちょうどよく2000円台。コストパフォーマンスも抜群です。4度から7度くらいに冷やして飲むのがおすすめです。




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2010年03月29日10:28ずいぶん安くなった高級ワイン
ジャコモ・コンテルノのバローロ、モンフォルティーノがなんと、この値段!
うわー、ほしい。

リーマンショック以来、ずいぶん高級ワインがお求めやすい値段になってきました。

先日、ジャコモ・コンテルノのバローロ67年(モンフォルティーノではない)飲んだのですが、しっかりバローロの風格を楽しむことができました。96年のモンフォルティーノなら、良年ですから、あと10年〜15年くらい後が飲み頃のはず。

買っておきたい・・・。




2010年01月05日15:37ロアーニャのバルバレスコ
年末にロアーニャ(Roagna)という作り手のワインを飲みました。イタリアピエモンテ州のワインです。Pajeという銘柄を飲みました。1990年のRiservaはスムースで、雑味がない。熟成されていたので、バルバレスコ特有の酸味もほどよくスムースになっていました。

古典的な造りをしているのだと思います。もっと知られてよい作り手だと思いました。

バルバレスコ・パイエ[2003]/ロアーニャ
バルバレスコ・パイエ[2003]/ロアーニャ




2009年12月28日17:04クリスマスに飲んだスプマンテ
クリスマス用に、久しぶりにスプマンテを買ってみた。
これが結構ドライで香りもエレガント。
ドライではあるが飲み飽きしない。
これが葡萄汁だったとはとても思えないんですね。
最後に補糖をしていないから、”ゼロ”なんだそうです。
そのせいか、にちゃっとした甘さがまったくない。
冷やすにしても、少し高めの温度にして飲んだほうがいいかもしれません。
魚だったら、十分メインにあわせられるワインです。

 コンタディ・カスタルディ フランチャコルタ ゼロ DOCG 750ml【10P09Dec09】

値段も値段なので、これを飲むなら普通のワイン飲みは、シャンパンにいってしまうような気もしますが。イタリアワイン好きならお薦めです。

2009年03月26日18:22花見にあうワイン モスカート・ダスティ
今週末はちと寒そうですが、花見ができそうです。
花見といえば日本酒ですが、ワインもいいですよ。

シャンパン系は冷えてないからダメ。ボルドーみたいな渋めのワインは食事にあわない。ましてや昼に飲めるワインではありません。和食にあって、甘いものともあう、ワインがいいでしょう。

お勧めなのが、甘口のモスカート・ダスティというイタリアワインです。モスカートはマスカットのことです。アスティは、イタリアのピエモンテ州の地域。
微発泡で、軽い甘さのワインです。

冷えていなくても、ゆっくりデザートとあわせることのできる面白いワインです。飲むときには口の広い、平べったいワイングラスを使うのです。シャンパンとは間逆な楽しみ方ができるワインなのです。

市販価格は1500円から2500円くらいで選べるはずです。

発泡するお酒なので、コルクはすごくきつめです。ワイン・オープナーはちゃんとしたやつをもっていかないと、苦労することになるでしょう。



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2009年03月20日11:54シドニーのワイナリー訪問
シドニーの近郊には、オーストラリアでもっとも歴史のあるワインの産地があります。その名はハンターバレー。

私はあまりしらないのですが、オーストラリア・ワインにも、優れたワインがでているようです。日本で比較的知られているの産地は、ヤラ・バレーやバロッサ・バレーです。これらは、シドニーのあるニューサウスウェールズ以外の州にあります。

ハンターバレーはどちらかというと、歴史が長い分、安酒を造ってきたエリアにあたるのだと思います。白ワインの飲み口は、ソフトなタッチが特徴です。

とはいえ、車で2時間ほどの距離ですから、シドニーでの一日をすごすには、けっこうお勧めです。観光向けの施設もありますし、一般客向けに試飲をさせてくれるワイナリーもあるのですが、海外ですから、アクセスも案内もやはりツアーを利用するのがいいでしょう。

で、探してみるとあんまりよさそうなワイナリーツアーがみつからない。日本国内の旅行会社がいろいろ企画をたててはいるのですが、いまいちワイナリーとしては魅力にかけるのです。

私がお薦めしたいのは、下のサイトにある、Boutiqu Winery Tourです。現地の専門業者が企画しているツアーですから、ほんとうにいい小規模生産者を紹介してくれます。マクロバスでの移動になりますが、添乗員兼ドライバーは、車中でワイナリーの紹介も詳しくしてくれるのです。日本からメールで、予約をすれば、シドニーのホテルまでお迎えにきてくれます。費用は現地でカードによる支払いとなります。参加者は10人くらいでしょう。

もちろん、説明はすべて英語(添乗員さんにもよるのでしょうが、オーストラリア英語の訛りあり。)。ツアー客もアメリカ人、ニュージーランド人などさまざまです。そのあたりが、苦にならなければ、すばらしい1日がすごせると思います。

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2009年02月13日20:23今年はワインブームの年?
ドラマ神の雫は、あまり視聴率はさえないものの、人間ドラマと大げさな表現が滑稽で、けっこう面白くてみてしまいます。

今年はワインブームになるのではないかと密かに思っています。なぜなら、2005年はボルドーの当たり年。最高にいい葡萄がとれた年なのです。それがちょうど飲み頃になって、市場に出回っています。2500円程度のボトルをちょっと勇気を出して試してみれば、十分に楽しめます。抜栓しても、次の日も、その次の日くらいも、いけちゃうでしょう。そんな割高な飲み物ではありません。

もうひとつの理由は、日本ワインが本格的に市場が活性化してくるのではないかと思うからです。日本ワインは最近ほんとに伸びています。品質は数年前とは、ぜんぜん違う。


日本のワイナリー巡りも、趣味として結構受け入れられてきた感じがします。もっと醸造家に対して、国が支援をしてあげたら、もりあがるのにと思います。

不景気で景気対策が打ち出されても、いまいちピンとこないものばかり。なにか元気がでそうなものに、投資をしてもらいたいものです。

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ココファームの農民ロッソを買ってきました。栃木にある注目のワイナリーです。







2009年02月05日18:05Osteria Pino Giovane
雑司ヶ谷にできた一軒家、イタリア・レストランOsteria Pino Giovane(オステリア・ピノ・ジョーバネ)に行ってきました。

2階でのディナーでしたが、なかなか使い勝手のよいオステリアです。内装は女性に好まれそうなおしゃれな感じで、灯りの使いかたも見事。なぜか和室もあるようです(笑)。喫煙室にも使えるらしい。

料理は、家庭料理っぽいものが多く、フリコのような北イタリアの郷土料理も楽しめます。味付けは素朴な感じで、脂っこかったりしっぱかったりはまったくしません。オステリアなのでさすがに手打ちパスタはありませんでしたが、自家製であろうニョッキはうまい。できれば、リゾットもあるとよいのですが。けっこう昼にそばを食べて、夜にパスタはちょっとなあということって多いですから。

特筆すべきは、ワインの品揃えで、北から南まで、格安で美味、しかもレアなワインがそろっています。通い慣れてもあきないお店になりそうです。

唯一の難点は、アクセスでしょう。池袋の駅から歩いて10分以上。都電の雑司ヶ谷からなら歩いて5分くらい。けっこう、わかりにくい場所にあります。ところが、すでに予約はいっぱい。連日予約のみの営業が続いているようです。

客層は、けっこう高め。人気のお店とはいえ、まだまだ近隣の方が多いようです。わざわざいくなら、4人でいくと二階のお席がとれて、ゆったり楽しめることでしょう。料理もいろいろ楽しめるし、ワインも2、3本はいけちゃいますから。


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2009年01月29日09:09イタリアワインの不作の年
神の雫の影響もあって、ワインへの注目度も高まっています。フランス・ワインよりも、割安で品質も高く、面白いのがイタリアワイン。イタリアワインといえば、バローロ、バルバレスコ、キャンティ・クラシコあたりが有名です。

当然ワインですから、葡萄の出来具合が味に大きく影響してきます。

ボルドーやブルゴーニュだと、ビンテージの質を示すチャートが売り場にもあったり、情報誌に出ていたりするのですが、イタリアワインはなかなかありません。

というわけで、ここで避けるべきビンテージだけ、書いておきます。その年は、2002年。この年だけは、チャートでも一つ星(最高5つ星でですよ)くらいの出来です。

よくネット通販で、割り安で売られているのがこの年なのです。
ぎゃくにいえば、イタリア高級ワインの入門として、早のみできるバローロを飲んでみるにはいいビンテージではないかと思います。

さて、他の年はどうなんだと思われるでしょうが、最近店頭にならんでいるワインであれば、とくに問題がある年はありません。とにかく2002年です。


ついでにお勧めなバローロをひとつ紹介します。テッレ・デル・バローロです。廉価で3千円台で買えるワインですが、素晴らしいバローロです。すみれの香りと分厚いタンニンのテイスト。共同組合のつくっているワインなので、葡萄の畑は、いろいろまざってしまっていますが、つくりはいいんです。しかも伝統的なバローロの造りを守ってくれています。とくに2004年は出来がよく、1,2万するようなバローロをしのぐほどの高評価を得ています。





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2008年11月13日17:56やはり旨いマスカレッロのバローロ
バルトーロ・マスカレッロのバローロをのむ機会がありました。
前のブログにも書いたように、昨年にも自宅で飲んでいるのですが、今回はレストランで。

98年のバローロでしたが、状態もよく、風味も最高でした。昨年飲んだのは確か2002年のでしたから、より熟成も進んでいたようです。

大樽のバローロはやはりいいです。抜栓後の飲み口は、意外と華やかでエレガントなかんじで、意外にタンニンは感じませんでした。デキャンタはしていません。

しかし、飲み始めてから1時間半もするとタンニンが暴れ出して、すさまじい生命力を感じさせてくれます。たぶん次の日に飲んだらようやく開ききるのではないかというくらいです。

これは、バローロにはよくあること。最近ワインバーで、同じバローロを、抜栓直後のと1日たってからのを同時に飲ませてもらう機会がありました。

あきらかに抜栓直後のほうが軽やかに感じて飲みやすいのです。1日経った方が、タンニンが強く、まだ固い感じがするくらいです。

私は、バローロ本来の味は、タンニンの味だと思っているので、1日たってからのほうがよいくらいです。でも、バローロを飲むときには、デキャンタせずに、じっくり時間の経過を楽しみながら飲むのがいいと思いました。